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詐欺疑惑!?仮想通貨トロン(TRON/TRX)の特徴、購入方法などを解説

トロン(TRON/TRX)は、中国発・ゲームや音楽配信などのエンターテイメント系仮想通貨です。クリエイターの作品発表や資金調達に利用できる通貨として発行され、「スマートコントラクト」と似たコンセプトが特徴です。将来的には、アマチュアクリエイターへの気軽な投げ銭(チップ)やトロンプラットフォームを活用したゲーム開発といった活用方法が構想されています。イーサリアムを特にライバル視するトロンの創業者は、圧倒的な送金速度の速さ・大企業との提携の可能性をメリットとして挙げています。2018年初頭に価格が高騰しましたが、直後に様々な疑惑が持ち上がり「詐欺ではないか」とも指摘されました。トロン(TRON/TRX)とは?https://tron.network創業者ジャスティン=サン氏が「イーサリアムよりも優れている」とすら述べたトロン(TRON/TRX)の基本情報は、以下の通りです。ICO開始2017年8月31日発行上限枚数1,000億TRX発行済み枚数約657憶TRX(2018年5月現在)開発によるロックアップ枚数約324億TRXブロック生成時間1秒送金手数料無料開発言語Javaその他PoS(プルーフ・オブ・ワーク)への移行予定公式ホームページhttps://tron.networkホワイトペーパーhttps://o836fhe91.qnssl.com/tron/whitebook/TronWhitepaper_en.pdfトロン最大の特徴は取引スピードです。他の仮想通貨や決済サービスと比較します。取引承認速度仮想通貨1秒あたりの処理件数ビットコイン3~5件/秒イーサリアム7~20件/秒PayPal190~200件/秒VISAブランド約1670件/秒トロン約1500件/秒クレジットカード「VISA」ブランドが持つ取引処理能力は世界最速とされています。トロンがスペック通りの性能であれば、仮想通貨が普及しない理由として挙げられていた「送金速度」の問題を十分クリアできます。現在はテストリリース中でメインネットの公開が2018年5月末日に前倒しされたばかりです。 創業者のカリスマ性・中国エンターテイメント業界の規模を含めて、期待されています。トロン(TRON/TRX)の購入方法トロン(TRON/TRX)が購入できる取引所は国内にはありません。購入する場合は海外の取引所バイナンス(BINANCE)での購入がおすすめです。開設方法は日本未上場の草コインを狙え!Binance(バイナンス)登録方法と使い方を完全網羅で解説しています。トロン(TRON/TRX)の6つの事実創業者Twitterのなかで、『トロンの6つのシンプルな事実』が挙げられています。 トロンチームには78人在籍している。うち80%が開発者で、2018年の第1四半期までに100人に増員する世界15ヶ所の取引所に上場し、取引ペアは39以上トロン保有者は60カ国・42万人以上いる多数の企業と提携済2020年までの保有する約342億TRXをロックアップ非中央集権を実現する5番までは事実ですが、6番についてはあまり具体的言及がありません。後述するロードマップによると、2019年1月〜2020年6月の間にPoWからPoSへ移行予定です。トロン(TRON/TRX)のマイニング2018年5月現在、トロンのマイニングに参加することはできません。マイニングアルゴリズムやプールの情報も公開されておらず、詳細は不明です。トロン(TRON/TRX)のチャートhttps://www.coingecko.com/en/coins/tron2018年1月初旬までに、0.2円から26円(約100倍)の大躍進を見せています。チャートの山はビットコインが200万円台に突入した時期よりやや後で、独自の動きであることが分かります。しかし、1月の騒動により中旬には6円まで下落しています。その後は低調でしたが、5月まで「アリババと提携」という噂が流れていた影響で、10円/TRXまで回復しています。トロン(TRON/TRX)の歴史バイナンスでICOを開始し、販売枚数3億TRX(0.00052105BNB/TRX)が1分足らずで完売しました。Peiwoとの提携創業者ジャスティン=サン氏自身がCEOを務める中国最大手音楽配信サービスPeiwoと、ICO終了から1ヶ月後の2017年10月に提携しました。仮想通貨を使った投げ銭サービスは、中国発のコンテンツサービスとして画期的です。oBikeとの提携2018年1月、台湾自転車シェアサービス「oBike」と提携しました。中国・台湾ではシェア文化の発達が目覚ましく、特に利用者の多い自転車については、マイカー保有ではなくシェアサービスの活用を選択する人が急増しています。米最大級の取引所に上場2018年3月、米国取引所ビットトレックス(Bittrex)に上場しました。テストネット開始同年3月末日、ブロックチェーン上の一部機能が利用可能なテストネットのリリースが行われました。中韓の取引所に次々と上場SBIホールディングスとも提携している中国Huobiに、トロン(TRON/TRX)が2018年3月上場します。その後はサラリーマンの30%が仮想通貨を保有する韓国で、同年4月ビッサム(Bithumb)に上場しました。この時も価格の大幅な高騰を見せています。価格が高騰するきっかけは、各地取引所の上場ニュースが中心です。トロンの開発計画は後述するように10年以上あり、技術上の完成・普及はまだ時間がかかりそうです。トロン(TRON/TRX)のロードマップ盗作疑惑が持ち上がるまで公開されていたホワイトペーパーと、創業者Twitter・WeChatで公開されている情報をもとに、ロードマップを紹介します。2017年8月〜2018年12月:エクソダス2019年1月〜2020年6月:オデッセイ2020年7月〜2021年7月:グレートボヤージュ2021年8月〜2023年3月:アポロ2023年4月〜2025年9月:スタートレック2025年9月〜2027年9月:エタニティグレートボヤージュまでにブロックチェーン技術の基幹を完成させ、アポロ以降はゲーム開発者がオリジナルトークンを発行したり・ゲームそのものの設計も出来るようにする計画です。ICO開始から10年もの開発期間を要することで、不安の声があるのは事実です。一方で、かのセキュリティソフト会社の創業者は、以下のようにツイートしています。 トロン(TRON/TRX)は長期保有が前提・投機的な保有は向いていないというのが、大方の意見です。創業者とプロジェクトメンバー中国を席巻しているキャッシュレス決済「アリペイ(支宝金)」の提供元であるアリババは、トロンとの提携を噂される企業です。この根拠は、トロン創業者のジャスティン=サン氏の経歴にあります。経営のカリスマ・ジャスティン=サン氏とはトロン(TRON/TRX)が支持される理由は、創業者のカリスマ性にあると言っても過言ではありません。https://tron.network/enabout北京大学卒業・ペンシルバニア大学で修士号を取得したジャスティン氏は、創業したばかりのリップル社(Ripple.inc)へ2013年に入社しました。このとき、その後1,000万人以上のユーザーを抱えることになる音楽ストリーミングサービスPeiwoを創業しています。2016年にリップル社を退社後、フォーブス社の「30才以下の30人」に選出されています。経済力・経営手腕ともに世界を代表する若手であり、たちまちTwitterのインフルエンサーとして力を持つようになりました。アリババのジャック・マー会長のセミナーの常連であり、「次のジャック=マー」との異名すら取っています。ジャック・マーhttps://upload.wikimedia.org/wジャック・マーとは?ジャック・マー 馬雲 Jack Ma 2008.jpg 生誕 1964年9月10日(53歳) 中華人民共和国の旗 中国浙江省杭州市 出身校 杭州師範大学 長江商学院 職業 中華人民共和国の旗 中国 阿里巴巴集団会長 純資産 390億ドル(2018年)[1] 配偶者 張瑛(Zhang Ying) 公式サイト 馬雲公式ブログ Ma Yun 簡体字 马云 繁体字 馬雲 [表示]発音記号 ジャック・マー(マー・ユン、馬 雲、1964年9月10日 - )[2]は、中国・アリババ社(阿里巴巴集団)の創業者、現会長、元CEO、ソフトバンクグループ取締役[3]。浙江省杭州市出身。中国本土の起業家で初めて『フォーブス』に名前が掲載された。提携先企業の役員には、アリババで経営手腕を学んだ人物・ジャック氏の経営セミナーで学んでいる人物が多数おり、トロン開発チームの筆頭者もアリババ出身者です。ジャスティン氏はイーサリアムに対して批判的で、Twitter上でトロンの優位性を解く発言も注目されました。イーサリアム関係者も報復に転じており、左記通貨の共同創業者であるブリテン氏は「トロンに対する熱狂は行き過ぎ」だと批判しています。そのほかのメンバーの役割は下記のサイトで見ることができます。https://tron.network/enabout.htmlBITMAIN関係者からの投資トロン(TRON/TRX)のICOが成功したのは、ジハン=ウー氏の存在があってこそです。彼は2017年のビットコイン分裂騒動の中核となりました。ASICチップの大手製造会社BITMAINの共同設立者で、巨大マイニングプールAntPoolやBTC.comの運営者でもあります。ビットコインのスケーラビリティ問題については、ブロックサイズを拡張する案を支持します。BitcoinCoreと対立し、ジハン氏はビットコインアンリミテッド(BitcoinUnlimited)を提案・実際にAntPoolで採掘まで行いました。ジハン氏は、ビットコインのイエス=キリストとまで言われているロジャー=バー氏とともに、仮想通貨界に影響力のある人物です。BITMAIN関係者が表立ってトロンについて言及することはほとんどありませんが、「ビットコインホルダーに彼を知らない人はいない」とすら言えます。トロン(TRON/TRX)に持ち上がっている疑惑とは?トロン(TRON/TRX)に関する情報、創業者ジャスティン氏のTwitter上の発言が大半です。現在の開発メンバー・今後の上場予定についてはほとんどが分かっておらず、これもトロンに抱く不安の理由のひとつとなっています。日本人にとって気になるのが「日本の金融庁にホワイトリスト登録のための必要書類を提出中」という情報です。国内仮想通貨取引所への上場が期待されていますが、約半年経過した2018年5月現在でも、日本国内取引所には未上場です。総じて、過度な期待を呼ぶ前情報が多いのは否めません。また、以下のような疑惑も持ち上がりました。それぞれの顛末を確認してみます。ホワイトペーパー盗作疑惑トロン(TRON/TRX)がスキャムである(詐欺コインである)といった風説の要因が、現在は公開停止している旧ホワイトペーパーの盗作疑惑です。トロンの技術仕様に関する重要な説明がフィルコイン(Filecoin・IPFS)の仮想通貨2種のそれと酷似しており、海外メディアで指摘されました。参考:https://www.ccn.com/trons-whitepaper-appears-plagiarize-filecoin-ifpsこれに対して、トロン翻訳者がTwitterで「翻訳者の引用注釈漏れ」だと釈明します。ジャスティン氏からは「中国語以外の言語で記述されたホワイトペーパーはボランティアによる翻訳であり、最新のバージョンがある(要約)」と述べ、公式サイトのホワイトペーパーを更新しました。プロジェクトが進行していないという指摘ホワイトペーパー盗作疑惑と同時期に、GitHubが長期間更新されないため「開発が進んでいないのではないか」という指摘をSNS上で受けています。実際に公式ページで紹介されているリンクを確かめれば、無用な不安だと分かります。最新の更新が数分前・数時間前と続くので、現在も開発が進行しているのが分かります。実は2017年末頃にオープンソース化され、それまでは非公開でプロジェクトが進んでいました。エクソダス(ロードマップ最初のフェーズ)の締めくくりとなるメインネット公開が2ヶ月早まったことが、開発が放棄されず進行していることの証拠となります。TRX大量放出疑惑ジャスティン氏の発言によると、約342億TRXがトロン財団によってロックアップされています。ところが「ジャスティン氏のウォレットにある60億TRXがイーサリアムに交換されており、さらに売却し現金化されている」という内容が海外サイトに投稿されました。また、問題のウォレットはジャスティン氏の中国名である「ユーチャン」で登録されていると投稿者は指摘します。これに対して氏は、「指摘されているアドレスが自分のものではない」とした上で、次のツイートで「面白いのは、問題のウォレットが僕の中国名だということだ」(意訳)とまで述べています。トロン(TRON/TRX)は本当に大企業と連携するのか?「5つの大企業から開発者を迎えた」という呟きがあり、なかでも注目されているのがアリババ・JD.com・マイクロソフトからの参加です。 JD.comは中国名「京東商城」で、中国国内で物流事業を営んでいるNASDAQ上場企業です。その売上は毎年15兆円にも登り、業界内では中国国内トップの金額です。ヤマト運輸の中国進出支援・AI部門への出資にも実績があり、アリババと並んで中国経済を牛耳っている企業とされています。2大企業の開発者が揃ったことで中国を代表する通貨となる可能性や、マイクロソフトの仮想通貨事業と提携するかもしれないといった期待感があるのは確かです。しかし、現在まで各企業関係者からトロンに関する発言が出たことはありません。こうしたことから、トロン(TRON/TRX)は誇大宣伝である・スキャムではないかという疑いが出ています。トロン(TRON/TRX)のまとめトロン(TRON/TRX)が支持される理由は、創業者のカリスマ性・BITMAIN関係者による投資の2点です。彼らの経歴やトロン開発者の出身から「中国最大規模の企業やマイクロソフトなどと提携するのではないか」と言われていますが、憶測の域を出ません。・2027年までロードマップがあり「長期保有が前提」であること・マイニングや非中央集権の実現に関する情報が出ていない・中国国外ではスキャム(詐欺)まがいだと批判する意見も多いこれらに留意した上で・創業者ジャスティン=サン氏の確かな人脈や手腕・ビットコイン開発に発言力をもつ人物の後押し・アリババを代表とする大企業と提携する「可能性」※提携先と予測される企業側からのリークはなしこのようなブランド力があるものとして、トロン(TRON/TRX)を慎重に見極めましょう。